平成27年度　事業計画書

すべては、『子どもたちのために』～これが活動の原点です。
ここ数年間で、情報通信技術等めざましい発展を遂げ、便利な面が強調されてきた反面、デメリットに対する知識、理解が乏しく、対処（対応）能力が追いついていないのが現状ではないでしょうか。
その様な中、昨年は、全国的に高校生が犠牲となる事件が続発し、本県においても例外ではありませんでした。これを契機として、命の重さ・尊さを再認識するとともに、「くまもと携帯電話・スマートフォンの利用５か条」が制定され、日進月歩するインターネット等の情報通信の正しい知識、利用方法等について、家庭・学校・行政・地域が連携して検討が行われました。この問題は、一人一人の意識、モラル向上が生命線であり、子どもたちはもとより、保護者も一緒になって、根気よく、繰り返し繰り返し取り組んでいくしかないと考えます。
熊本県教育委員会では、平成２６年度から平成３０年度までの５カ年計画として、第２期くまもと「夢への架け橋」教育プランが策定され、「郷土に誇りを持ち、夢の実現を目指す熊本の人づくり」を基本理念として、熊本県教育振興基本計画が、また、平成２７年度重点施策として、「①グローバル人材を育成する。②生きる力の基礎をはぐくむ。③いじめや不登校などに的確に対応する。④特別支援教育のニーズに応える。」が打ち出されております。
私たち保護者も、熊本の子どもたちの夢が叶うように、関係機関・団体と協力しながら支援して参ります。
子どもたちを取り巻く環境は、日々変化しています。保護者・学校・地域・行政が一体となって、日本の将来を担う子どもたちが、犯罪や間違った時代の流れに巻き込まれないよう私たちは行動しなければなりません。家庭では、一般的な常識、躾をお願いします。先生方には、勉学、基礎体力をはじめとして、団体行動や規律の教育、コミュニケーション能力の育成をお願いします。県・行政には、更なる教育環境の充実・整備を切望いたします。
これからも、『活動の原点』を念頭に、家庭・学校・地域・行政が共に学び、協力・連携して、活発にＰＴＡ活動が行われることをお願いいたします。
熊本県公立高等学校ＰＴＡ連合会では、お互いの悩みや諸問題を同じ立場で考え話し合って、各単位ＰＴＡ活動の充実を図る所存です。いろんな疑問や問題等ありましたら、単位ＰＴＡの事務局を通じてご相談ください。

以上を踏まえて、平成27年度は以下の内容を重点事項とします。

• 命を大切にする教育と情報モラル向上への取組み
• ＰＴＡ活動・研修会・大会への協働と参画による子育て教育への自己啓発
• 家庭での教育の向上と健全育成の推進
• 学校・家庭・地域・行政の連携による進学・就職支援等の進路対策の充実
• 迅速な情報発信と共有、安定したＰＴＡ活動のための広報活動
• 賠償責任補償制度、生徒総合保障制度、一般財団法人熊本県ＰＴＡ教育振興財団への理解と事故防止運動

 平成27年度 事業並びに会務計画