令和５年度　事業計画書

政府は令和５年５月、新型コロナウイルス感染症の感染法上の位置づけを「２類相当」から「５類」に引き下げました。これにより、受診できる医療機関は拡大され、マスクの着用も個人の判断に委ねられるようになりました。学校も社会もコロナ以前の姿を取り戻しつつあります。その一方、ＳＮＳでの差別や中傷、様々なフェイクニュースや闇バイトの投稿、若者による凶悪犯罪等が頻繁に報じられています。私たち保護者は自分事として気をつけるとともに、子供たちが犯罪に巻き込まれないように注意を促し、守っていくことが大切だと思います。

また、コロナの４年間に学校現場で急速に進んだタブレット端末とWi-Fi環境の整備は、これからの子供たちが生きる新しい社会「Soceity5.0」に向けた重要な教育を可能にしました。しかし、高度な進化を遂げる情報技術の活用は、AI（人工知能）に見られるように教育をはじめ私たちの生活どんな影響を及ぼすのか究明が求められています。現代は私たち親世代にとって理解の難しい時代ですが、改革の先にある「Soceity5.0」を『人間尊重、多様性、持続可能』な社会にするためにも、ＰＴＡのスローガンである「すべては子供たちの夢の実現のために！」を根幹に置いて、しっかり見定めていかなければならないと思います。

熊本県公立高等学校ＰＴＡ連合会は、単位ＰＴＡ活動の充実、発展を図るべく、情報共有・課題解決に取り組んでまいります。どうぞよろしくお願いします。

以上を踏まえ、本年度は次の取り組みを活動の重点事項といたします。

• ＰＴＡの役割とＰＴＡ活動の魅力化についての取組み
• 他団体や関係機関と連携し、学校教育環境の整備とＩＣＴ教育環境の更なる充実への取組み
• 関係諸団体との連携強化
• ヘルメット着用義務の検証と交通ルールへの理解を高め、交通事故を減少させる取組み
• 人権教育・命を守る教育・情報モラル教育等について、学校、生徒、保護者の連携を高めるための啓発・研修への取組み
• 単位ＰＴＡの運営と活動を支援する取組み
• 進学・就職支援と、学校・生徒・保護者の進路対策情報共有の取組み
• 迅速な情報発信と共有、安定した信頼あるＰＴＡ活動のための広報活動
• 全国高等学校ＰＴＡ連合会賠償責任補償制度、熊本県公立高等学校ＰＴＡ連合会生徒総合保障制度、一般財団法人熊本県ＰＴＡ教育振興財団への認知度の向上と制度理解を深めるための取組み

令和５年度事業並びに会務計画